実家の庭に父が遺した小さな棚があり そこにはいくつかの盆栽が並んでいた。
父が亡くなって 水やりもせずカラカラと茶色い枝だけの鉢が並んでいる。
その中に一つ蕾が見える。
その蕾のついている枝だけが緑色に光っていた。
そう言えば父はよく「植木に水あげなくちゃ。」と 言っていた。
そうだ水をあげなくちゃ!
ここで花が咲いたところで誰にもみられることはない。。。
家に連れて帰ろう。
実家の庭の片隅で、2年間、忘れ去られていた一鉢。


父が手塩にかけていた梅の盆栽を連れて来た!
手入れもされず、ただ風雨に耐えてきたその枝には、驚くほど力強い「蕾」が宿っている。
上から見ると穴が開いている。(*’▽’)穴?
伸びた枝がもう一つの幹にくっついている感じ?
どうなっているのか?
正直、私は盆栽のことは何もわからない。
枝の切り方も、水のやり方も。
盆栽は、数十年、数百年を生きる「時間を切り取った芸術」だと言われるらしい。
父が好きだった景色を、今度は私の手で
この冬、一番最初の花が咲く瞬間を、静かに待とう。
盆栽の道具など持っていなかった私は、ひとまず霧吹きで、カサカサに乾いた幹を湿らせてみた。
水を含んだ瞬間、樹皮の色が深く、濃く変わる。
静かに深呼吸をしたかのような変化だった。
「生きている。」


蕾がしっかりと赤く膨らんでいる。
父が亡くなってからの2年間。
手入れもされず、ただ季節の移ろいに身を任せていたこの梅は、強く、しっかり生きていた。
小さな鳥の羽や塵、埃がごつごつした枝にたくさん張り付いていた。
ピンセットで丁寧に取り除いた。
専門用語も、正しい剪定のルールも分からない。
けれど、この蕾を咲かせよう。
初心者なりに調べてみた。
梅の開花には「寒さ」と「適切な日照」が必要だとか。
日本盆栽協会のガイドラインを片手に、今はただ、日当たりの良い特等席に鎮座。
1. 置き場所の確保(外の空気に当てる)
梅は「寒さを経験すること」で花を咲かせるスイッチが入るらしい。
- 屋外の日当たりの良い場所に置く。
- 夜の寒さにも当てて大丈夫とのこと。
(ただし、極端な寒波で土がカチカチに凍る夜だけは、玄関先などへ避難させる。)
2. 「乾いたらたっぷり」の水やり
2年放置されていた土は、水が通りにくくなっている可能性があるらしい。
- タイミング: 土の表面が白っぽく乾いたら、鉢の底から水が流れ出るまでたっぷりと。
- 冬の目安: 2〜3日に1回程度(晴天が続くなら毎日チェック)。
- ポイント: 「蕾に直接」ではなく「根元」に静かにあげる。
3. 肥料は「今はあげない」
- 注意: 蕾がある時期に肥料をあげると、梅がびっくりして蕾を落としてしまう「肥料焼け」を起こすことがあるとのこと。
- 肥料は「花が終わった後(2月〜3月頃)」からで十分。
今は水と太陽だけで見守る。
これが梅を咲かせる最大の秘訣と信じて。
今は「余計なことをせず、お日様に当てて、乾いたら水をあげる」。
もし、この蕾が咲かなかったとしても。
あるいは、不器用な私の手入れで少し形が崩れてしまったとしても。
それでもまた、一から始めよう。
枯らすことは避けたいが。
春を待つ、静かな愉しみ。
これから少しずつ、盆栽について学んでいく過程をここに記していこうと思う。
そして教えて欲しい。
いつか、父が自慢げに眺めていたあの景色に、少しでも近づけるように。
まずは、この小さな蕾がピンク色の花を見せてくれるその日まで。
ドキドキしながら蕾がコロンと落ちないように!こんな寒い夜空に外にいるなんて。だいじょうぶなのか?心配だが手引き通りに従う。
ちゃんと咲くかなぁ。
最後に
名前を付けようか迷っています。(*^^*)


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