初めてみたのは夕暮れ時
買い物に出かけようと
外に出て玄関のドアを閉めた。
『うひゃ~!!!』
玄関ドアのノブの上に茶色い大きなカメムシが!
どうしようかとしばらく悩んだが
触ることもできず
とりあえず
そのままそ~っと鍵を閉め買い物へ。
きっと帰る頃にはどこかへ飛んで行ってる?
飛ぶのか?
でも羽らしきものがあるし・・
しばらくして帰ってみると...

まだいた!
ドアを開けるたびに「おっ~と。」と触覚と足を使いバランスをとって居座っている。
これはどうしたものかと思いきや...
移動させるのも面倒だし・・・
そのまま様子を見ることにした。
触れずに飛んで行ってもらおう。
がしかし
ちょっと気になる。
寒い中、夜寝る前にそ~っとドアを開け外の様子を見てみる。
う~ん。
いる。
じ~っと、そこにいる。
だんだんと
寒くないのか?
おなかすいてないのか?
気になってきてしまった。
そして夜な夜なカメムシの生態を調べ始めた。
どうやら寒くなるこの時期(秋、今は11月)は、そろそろ越冬の時期になるらしい。
食べ物
・食べなくとも十分蓄えているとのこと。
寒くないのか?
・日陰の暖かいところ(木の皮の間や家屋の隙間を好むらしい。)
となると
なぜここに?
たしかに雨はよけられるが風は?
そんなによけていない。
日陰ではあるが(日向は苦手らしい)
決して暖かくはない。
(人間の私はそう思う。)
どうしたもんだろうと思い
朝、再びそ~っとドアを開けてみる。
いる。
「オ・ハ・ヨ・ウ。」
朝仕事に行って夜帰ってくると
まだ…いる。
待っていてくれてる。
そう、だんだんと情がわいてきてしまった。(泣)
朝は「行ってきま~す。」
帰ってくると
まだいるかな?
ドキドキしながら見つけると
「ただいまー。」
話しかける。
頭の中の仕事のモヤモヤも吹っ切れるほどだ。(笑)
高い声でカメムシに話しかける姿は
誰かに見られたら?と
小声になる。(笑)
初めはドアの開け閉めの度にバランスをとっていたが
最近は触覚をたたみ内腹にピタ~っとつけたままよろけることもなくなった。
学習したのか?

もしや?と
息を吹きかけると
うん
生きている。
僅かに動く。
そっか、ここで越冬する気なのか。
それなら家は最後まで見守るつもりだが
後は、天敵、鳥に食われないようにがんばれ!
しかしこの場所!
なぜ選んだ?(笑)
今日で1週間。
今後どうなるのか。
しかし、害虫か。
大変なものに生まれたものだ。
| クサギカメムシ |
❝クサギカメムシ(臭木亀虫[1]、学名:Halyomorpha halys)は、カメムシの1種。果樹などの農業害虫としても知られ、また室内に侵入することも多く衛生害虫としても知られている。
概要
クサギカメムシは、カメムシ科に属する昆虫である。体色は全身が暗褐色で、ほぼ無地に見える。普段見かけるカメムシの中では大きい方で、普通なアオカメムシであるアオクサカメムシより大きく、大型のアオカメであるツヤアオカメムシよりやや大きい。
日本のほぼ全土に分布し、ごく普通種である。山野にも普通であるが、耕作地に出現することも多い。多食性で、幅広い植物につき、果樹や豆類の害虫としても古くから知られてきた。また成虫が越冬の際に人家に入り込むことがあり、その悪臭を出す性質もあって衛生害虫としても知られている。1990年代に近畿地方を中心にアオカメムシ類の大発生があった折、クサギカメムシも多く含まれていた。
標準和名は竹内(1955)によるとクサギによくいることによる。古い名として、サビガイダ、ススイロカメムシ、アカハラクサガメ、モモカメムシ、チャイロガイダなどの名が伝えられている。
西日本の一部地域では「ホウムシ」と呼ばれている。
特徴
体長は13 – 18 mm。全体の形としては典型的なカメムシの形で、腹背にやや扁平。全身は前翅の膜質部を除いてほぼ一様な褐色系の色であるが、明暗には個体差がある。実際にはわずかにまだらの模様や一面に細かな黄褐色の斑点がある。
頭部は突き出すが先端が狭まらず、幅広くて丸くなっている。触角は体色と同色で、関節の部分が白くなっている。前胸は両肩があまり強く突き出さない。前胸の前縁に四つの小さな斑点が並ぶ。腹部は中程がやや幅広くなり、たたんだ前翅の両側に少しはみ出す。前翅の膜質部は腹部の後端を超える。
幼虫は成虫に似ているが、頭部、胸部と腹部前方の節の側面に鋭い突起が並ぶ。
習性
植食性のカメムシで、非常に多くの種の植物を攻撃することが知られている。茎や葉から吸うだけでなく、成虫は果実も好んで吸う。しかし、幼虫は果実にはつかない。また、幼虫が寄生する植物はより狭い範囲の樹木であり、主たる栄養源はマツ、イチイ、スギ、サクラ、キリ、クワなどで、繁殖と幼虫の成長もここで行われる。
刺激を受けると悪臭を放つ。その臭いは強烈で、「最も臭気の強い種の一つ」[2]との声もある。
生活史
本州中部では年一化性と見られる。成虫越冬で、朽ち木のひびの間、枯れ木の樹皮下など遮蔽された場所に潜り込んで冬を過ごす。この時、人家に侵入することもある。
春になると成虫は出てきてあちこち飛び回り、様々な植物について栄養吸収する。この時に果樹などに被害を与えることもある。成虫は夏まで生存し、交尾と産卵を繰り返し、秋の初めまでに次第に死亡する。
産卵は6月下旬から7月初旬にかけて、宿主植物の葉の裏側で行われる。卵は約28個が一層に集まった卵塊の形で産み付けられる。孵化した一齢幼虫は卵塊の上かその付近に密集して、そのままで脱皮して二齢となる。二齢幼虫も当初は集団を作るが、次第に分散してゆく。幼虫は五齢まであり、8月ころから次第に成虫になる。新成虫は繁殖行動を取ることなく越冬に向かう[3]。 ❞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


コメント